掛川市民オーケストラは2002年6月、掛川市生涯学習事業団 (現・掛川市生涯学習振興公社) の音楽文化振興事業を機に地元のオーケストラ経験者が中心となって発足したアマチュアオーケストラです。 国内外で活躍されている堺武弥氏を音楽監督に迎え、オーケストラの名曲を一曲一曲味わいながらレパートリーを増やしています。 年一回の定期演奏会のかたわら、親しみやすい曲でお楽しみ頂ける掛オケフェスタや小学校音楽教室、 室内楽演奏会などを開催。また地元第九を歌う会など合唱団との交流を深めています。 より広く永く地域に密着した音楽活動を掲げ2005年4月にNPO法人化し、特定非営利活動法人「掛川市民オーケストラ協会」と改めました。音楽を通じて文化振興と音楽のある豊かな街づくりへの貢献、 21世紀の掛川を担う子供に対して豊かな情操を培うことを目指しています。オーケストラへの多くの支援と参加を頂いて、これから先10年、20年と育てて頂ければと願っています。
掛オケの特徴の一つに、選曲の面白さがあります。 アマオケの選曲というと、どうしてもブラームスやチャイコフスキーなどの「定番曲」 に偏りがちです。もちろん、それらのレパートリーも重要ですが、敢えて私達は、 「挑戦(チャレンジ)」を一つのキーワードとして選曲する事をひとつのポリシーとして、 自らに課しています。「挑戦」の内容はさまざまです。技術的に難しい曲、 という意味あいのこともあれば、「アマオケであまり演奏されない隠れた名曲」に挑戦していくこともあります。
(第1回定演:メンデルスゾーン/交響曲第三番「スコットランド」、第3回定演:ファリャ/「三角帽子」、 第5回定演:エルガー/「エニグマ(謎)変奏曲」、第6回定演:シューベルト/交響曲第8番「グレイト」など)
これらの「挑戦」の曲と、定番曲をバランスよく織り交ぜながら選曲していく、これが掛オケの最大の特徴と言ってよいでしょう。
掛オケは地元の演奏家との共演にも力を入れています。 ヴァイオリンの長尾春花さん、日比恵三さん、ピアノの今田篤さんなど、 掛川市出身の若手演奏家との共演が実現しています。 中でも長尾さんはその後日本音楽コンクール1位、ロン=ティボー国際コンクール5位など、 世界的に活躍の場が広がっています。 これからも、掛川市内外の若手演奏家と共演の機会を設け、 彼らの成長の一助になればと考えています。
長尾春花さん
日比恵三さん 今田 篤さん
小学校や中学校でのオーケストラ教室や、 地元ロータリークラブ、社団法人会、地元企業労組の依頼演奏会など、 地域の皆様にオーケストラ音楽や室内楽に触れ合って頂ける機会をご提供させて頂いています。 興味を持たれた方は 芝宮 純(E-mail:JBE01747@nifty.com)までメールでお問い合わせ下さい。